第3回総会 浅岡節夫会長あいさつ(2019年5月12日)

“水の都とやま”推進協議会 第3回総会(2019年5月12日(日))

浅岡節夫会長 あいさつ

ご紹介いただきました、会長の浅岡節夫でございます。本日はお忙しいなか、たくさんの方おあつまりいただきまして、ありがとうございます。
ここにも書いてありますように、「水の都とやま」の推進協議会総会に先立ちまして、一言ご挨拶を申し上げたいと思います。
本日は、水の都とやまを語るにあたって、最初に、具体的にですね、思い浮かぶのそこを流れる松川に関する問題が一番身近な問題として、考えられると思います。
たとえば、まず、水質ですね。神通川から松川に変わったという経緯もありますが、松川が小さくなったということで、水質が著しく、もちろんいろいろな原因があるんですが、汚くなって。飲むなんていうことはほど遠い問題になった。これをなんとか昔のようにきれいな水質に戻して、戻そうじゃないか、という意見があります。
2つの目の問題としては、環境の問題がありますね。松川っていう美しい、今、かなり整って来て、美しくなってきたんですが、まだまだ開発の余地があるということは、サンアントニオの現状からしてもまだまだ改善の余地があると思うんですが、両側に官公庁があったりして、難しい面もあるんでしょうけども、これを思い切って変えていこう、という問題が話し合われているのを、みなさんも、グッドラックの記事などで、よく読まれていることと思います。
3番目は、この松川を中心にした水の都を、もっと大きな観点で、国際的な観光地にするにはどうすればいいか、などということも話し合われているようです。さらにですね、こういうことに関して、過去に、「川と街づくり国際フォーラム」という行事が開催されてきたほか、また、「リバーフェスタ」といった行事も積み重ねてきたわけです。これも大きな行事だと思いますが。そういうことが結びついて、先進地・サンアントニオへの関心も、それから、そこへ向かう人達も増えてきて、何人かの経験者が現われて。ただ、見て来ただけでなくて、ああいう形にどうしたらできるんだろうか。むこうからも、大事な役目を担っているような人達がこちらへ来て講演をされたり、いろいろ、重ねてきましたが、そういう方向はたしかに向いていると思うんです。ただし、具体的に歩を進めるか、という問題になると、行政をはじめ、民間でも、企業でも、なかなか動こうとしないですね。これは、結局、市民に問題があろうかと思います。市民の声をもっと育てなくちゃならない。ま、実行するってことが要だと。だから、遅くとも、一人一人が動かなくてもいけないと思います。また、郷土の歴史との関わりというものが、川との問題ではおこってきますが、このごろ、歴史の問題でも、お城の問題にしても、名前があがってくるのは、チラシが入っていると思いますが、滝廉太郎という、この方が、少年時代に、この地で過ごされたと。こういうことに関しても、じっくりと研究をされているグッドラック誌によると、23歳で亡くなった滝廉太郎ですから、でも、身の回りのことだとか、本当に、心の中の問題とか、どれが本物であるかということについては、記録として残ってないんですね。でも、私はね、大分県竹田市だとか、あるいは、福島や宮城県、これは、滝廉太郎そのものではなくて、中には荒城の月に関してだけの問題も含まれますが、その大分県の富山県在住者が少年像を富山市に建てたんですね。ああいう事実からしても、富山市民がなんで建てないのか。そういう問題でも、まどろっこしさを感じないわけにはいきませんね。そういうことも事実上は、できてるんですよ、銅像が、すでに、記念館には入れてあります、松川茶屋の記念館の中に。堂々たる銅像がある。でも、それをどこに設置するか、という問題になってくると、なかなか、これから運動しなくちゃならないと思ってるんですが、なかなか決まらない。松川べりの一番いいところ、あのへんにダーンと据えればいいんですよ。なぜかっていうとね、まずそういうことをやるってことで、観光なんかでもどんなにあっという間に開けるかということは、ご存知ないんじゃないかと思う程動きがにぶいですね。こういう市民の動きのなさというものは、ここにお集りの皆さんも重々、感じておられると思うんですが。まず、市民感覚を育てなくちゃならない。こういう大きい問題があります。幸い、滝廉太郎研究会、私、会長してるんですが、来月16日の2時から、松川茶屋を中心に記念コンサートをおこないます。これは直接みなさん方に関係ないと思いますが、どうぞお帰りになりましたら、ご家族なり、知人なり、ご本人は参加できなくても、滝廉太郎という人物さえ知らない人間がいかに多いか、ですよ。そういうこともありますので、1回でそれを成し遂げようと思わないから、今年とにかくそういう記念コンサートがあるので、来てくれと。入場料もなにもいらないから来てほしいということをお伝え願いたいと思います。くどいようですが、今日は、講師に、今井清隆先生が、参加されてますね。その今井先生の講演、「サンアントニオの想い出」と題しまして、講演が開かれる。これを、私とともに皆様方もご一緒に楽しみにお聞きすることをお願いして、ご挨拶にかえさせて頂きます。失礼しました。